今日は天気も良くてツーリング日和だったんですが、ちょこっと走ってCBの整備をしてみました。

寒すぎると手が痛くなったり、思うように手が動かなかったりしますので、整備日和でもありますね。

前回はブレーキレバー側であるマスターシリンダーのOH(リヤ前篇後編フロント)をしましたが、本日はブレーキキャリパーを清掃してみました。

本当は両方一緒にやったほうが良いです。

キャリパー自体のOHは一昨年やってますので、今日は全部はバラさずに、『キャリパーの揉み出し洗い』をやります。 → CB1300SFブレーキキャリパーOH

まずはマイナスドライバーを使って、キャップを外します。

2016/ 2/ 7 14:35

 

 

 

 

 

 

 

そうすると、ブレーキパッドを止めている六角ボルト(パッドピン)が見えますので、それも外してやりましょう。

2016/ 2/ 7 14:37

 

 

 

 

 

 

 

パッドピンを外すと、パッド押さえ金具が飛びますので、ご注意ください。

2016/ 2/ 7 14:38

 

 

 

 

 

 

 

金具を外せば、パッドは上にすっぽ抜いて外せます。

2016/ 2/ 7 14:39

 

 

 

 

 

 

 

外したパッドの減り具合を見てみると、均等に減ってますので、すべてのキャリパーピストンは正常に作動しているようです。

( ̄ー ̄)bグッジョブ!

2016/ 2/ 7 14:40

これが斜めに減ってると、ピストンが固着してるってことですが、何年もメンテナンスしてなければそうなってしまいます。

 

 

 

 

 

 

そして、キャリパーを外してブレーキレバーを握ってみると、最初に一番大きいピストンが出てきて、他のピストンはそれに遅れてジワッと出てくるようです。

201602071449000

 

赤い矢印のピストンが一番大きいやつです。

反対側も同じように出てこないとならないんでしょうけど、グリス切れで動きが渋くなってるのかもしれませんね。

 

 

 

 

こういうときは、「キャリパーピストンツール」という専用工具を使います。

2016/ 2/ 7 14:53

 

 

 

 

 

 

 

これでキャリパーピストンをグリグリっと左右に回しながら引っ張り出してやります。

2016/ 2/ 7 15:36

引っ張り出したら、歯ブラシなどを使ってピストンについた汚れを(中性洗剤で)ゴシゴシ洗い流してやって、シリコングリスを塗っていきます。

これが一般に『揉み出し洗い』と呼ばれている、ブレーキキャリパーの清掃方法です。

 

 

 

 

 

CBの’98~’99の場合、ピストンが片方に6個ありますが、1個1個地道に『グリグリとゴシゴシ』をやっていくしかありません。

2016/ 2/ 7 15:58

すべてのピストンの汚れを洗い流して、シリコングリスを塗って、元通りに押し戻したところがこちら。

 

 

 

 

 

 

あとはキャリパーをフロントフォークに取り付けて、ブレーキパッドを差し込みますが、ブレーキ鳴き止めグリスを塗るのも忘れずに。

2016/ 2/ 7 15:16

 

ちなみに、キャリパーボルトの締め付けトルクは44 n・mです。

 

 

 

 

 

無事完了。

2016/ 2/ 7 16:06

ダブルディスクで6ポッドなんで手間はかかりますけど、これで向こう2~3年は安心かと。

近所を試運転しましたが、先日マスターシリンダーをOHしたことと相まって、制動力が段違いに良くなりました。    ヽ(^◇^*)/ ワーイ

 

 

 

 

毎日動かしていればブレーキが固着することもないんでしょうけど、月に1回か2回しか乗らない場合、ブレーキの一部が固着することはよくあることなので、ヒマがあれば2年に1回ぐらいはこういうメンテナンスが必要だと思います。

車検の周期と一緒か ・・・ (*゜0゜)ハッ

自分で車検通したい方はこちらもどうぞ v( ̄∇ ̄)ニヤッ → CB1300ユーザー車検編