早いもので今年も節分を過ぎてしまいましたが、yahooニュースより気になる記事をひとつ。
「恵方巻き」売れ残り、大量廃棄される 店員が「自腹で買い取り」強要されるケースも ―J-CASTニュース 2月5日(金)19時56分配信より 。
昨年9月の私のブログでも似たような記事を紹介しておりまして、そのときはウナギのことでしたが、商品が変わっただけで内容は同じです。 ⇒コンビニでうなぎ弁当買い取り(※ブログ中、記事へのリンクは切れてると思います)
売れ残りやノルマ未達成があったからとしても、従業員への買い取り強要はできません。
当然、弁当などの売れ残り品である「ロス」と呼ばれる廃棄分についても、『売らなかったおまえが悪い』などと理由をつけて従業員へ買い取らせることも(給料天引きも)できません。
売り上げ目標を設定して、目標達成に向けて全社員一致団結して頑張るのは、企業の姿勢としては至極当然ですが、経営者の責任やリスクを従業員になすりつけるのは、どうかと思います。
『目標に届かなかった分は給料引きだからね』なんて軽く言って、従業員が同意していないのに本当に給料から控除してしまうと、労基法24条違反になりますので、絶対にしないでください。
ではどうすれば売り上げが伸びるか。
簡単です。
「売る」社員を育成すればいいんです。社員のやる気を育成しましょう。
こんなことを言うと、『それが一番難しいんだよ!』って言われそうですが、利益を追求するとともに、社員教育というか、人材育成のセンスというか、そういうのも含めて事業主さんに課せられた使命だと思うんです。
飛び込み営業やルート営業の会社なんかは、社員育成システムが確立されている会社が多いですね。
私が昔お世話になった会社でも、入社当初は不安でいっぱいだったんですが、3泊4日、3日間合計睡眠時間6~7時間という過酷な新入社員教育を受け、業務に関する知識を叩きこまれたことによって、『よっしゃ!売ったるぞ!』って、自信に満ち溢れて街へ飛び出したものです。
それと、良い上司と良い先輩、という環境面も大事です。
パワハラなんかやってたら良い人材は育たないし、よそへ逃げられちまいますよ。