外食大手のある企業(横浜市)が運営する居酒屋チェーンで、複数のアルバイト店員の勤務時間記録が改ざんされていたことが2日わかったらしいです。

 『 同社は共同通信の取材に対し、東京都新宿区内の1店舗で改ざんがあったことを認め、アルバイトの勤務時間を見かけ上少なくし、社会保険への加入を避けるのが目的だったと説明している。法律上、社会保険料は会社側が半額負担しなければならない。アルバイトの場合でも労働時間が、通常の労働者(いわゆる正社員)の4分の3以上になると、会社は社会保険に加入させる必要がある。非正規社員の労働条件改善には、社会保険へのルール通りの加入が課題になる。 』

 以上、今日の熊日3面トップに載ってたんですが、
 一般的に『社会保険』と呼ばれているものは、健康保険と厚生年金で構成されており、要件を満たせばこれらは加入することが法律上定められています。
 たまに、「真面目にやってたらそのうち加入してやる」とか「うちは1年しないと加入させない」とか言うのを耳にしますが、そもそも法律で加入要件が決められているため、会社の方針で決めるとか、社長が働きぶりをみて判断するとかの決定権なんてないわけなんです。
 ちなみに、雇い入れから5日以内に資格取得手続きをしなければならないと法律上定められていますが、実務上はこの日数を少し超えても法違反だなんだと厳しく指導を受けることはありません。
 問題は虚偽の説明をすることなんです。労働者から裁判に持ち込まれたら事業所側にはまず勝ち目はないと思って良いでしょう。
有給休暇にしてもそうですが、社会保険に関しても虚偽の説明をしたことや、必要な手続きを取らなかった事業主に対しては損害賠償を命ずる厳しい判決が出ております。
 最近は、求職者が会社を選ぶ基準として、社会保険に加入してくれるのか、福利厚生は充実しているか、ということを重視する傾向にあるらしいですね。
給料が高いだけでは「魅力的な会社」とはみてもらえないようです。
  『法律守ってたらつぶれちゃうよ、うち。』って、自分の保身しか考えていない訳のわからない持論を展開してた社長のことも記憶に新しいですが、労務管理に問題がある会社と見られないように気を付けたいですね。