自民党最大派閥の「清和政策研究会」(安倍派)の政治資金パーティをめぐる裏金問題の渦中にある12月8日、田中真紀子元外務相が「今こそ政治改革―政治とカネ―」と題する集会を開いた。集会に参加した元検事の郷原信郎氏らとともに、真紀子氏は近く政治改革について提言をまとめ、各党に申し入れる考えだ。 元プレジデント編集長で作家の小倉健一氏は「裏金づくりに関与した安倍派幹部には少なくとも、離党、議員辞職、5年間公民権停止が必要だ」というーー。
私のころは20万円、いまは100万円
「みなさまこんにちは。聞こえますか、このドラ声が」とはじめた、記者会見は、強烈な政治批判になった。 「11年ぶりに永田町の土を踏みました。相変わらず空気がよどんでいるし、きな臭いし、暗い感じがするなと言うのが第一印象でした」 「特にこの間1カ月間に3人も副大臣らがクビになりました。消耗品じゃないですか、使い捨てですか。国会議員は副大臣ですよ」 「歳費は129万4000円。月々ですよ。文通費、私のころは20万円、いまは100万円。調査研究費、なんの調査やってるんですか?」 「先日テレビを見てましたら評論家が『政治には金がかかるんですよ!』って言ってました。バカか! お前みたいなのが評論家やってるから。たかりじゃないのかと思って見てました」
田中真紀子の痛烈な自民党批判。「賞味期限が切れた人たち」
「民主主義は言論ですから、言葉でもって、どれだけ分かりやすく、命がけでしゃべるかなんですよ。しゃべらないで何ですか? なんか、『答弁を差し控えさせていただきます』って、『差し控える』ってやましいからでしょ。答えられないからでしょ。国民はそんなバカじゃないですよ。差し控えちゃいけないの! じゃあ国会議員になるのを差し控えた方がいい」 「そういうすっとぼけた言葉の使い方しちゃだめ。即、議員やめてもらいます」 「安倍さん以降、彼も含めてですけど、安倍さん同期だったから仲良しだったんですけど、客観的に見て、やっぱり、人としてすべて終わってしまったというか、賞味期限が切れたというか…そういう人たちが総理になり、閣僚になり、議員になっているんですよ」
さすが、田中角栄先生の娘さんです。
言ってることはとてもまともです。
まともじゃないのは自民党の議員どもです。
国民には増税をチラつかせながら、自分らはせっせと裏金作り。
トリガー条項も発動せず、消費税も一時的にでも減税するようなことはどの議員も言わず。